バイオリンを始めたきっかけ

私がバイオリンに興味を持ったのは、中学の時です。なぜその時期だったのか?それはちょうど部活をしていた時期だったからなのですね。私が入った中学には、吹奏楽部がありました。もともと音楽には興味があり、演奏なんてやったことはないけれど、演奏には興味があったし、演奏することも好きだろうと思っていました。

吹奏楽に入る時に迷ったのは、何のパートになるかということ。自分の希望を出すことも出来ましたが、普通の吹奏楽のパートであれば、それが専属になります。例えばクラリネットやサックスなど。しかしパーカッションになると、打楽器を中心にいろいろなことが出来ると聞いたのです。また曲によっては、バイオリンやチェロの演奏をすることもあると聞いたので、パーカッションもやってみたいと思ったのです。

実際にパーカッションを希望する人たちは、先生から初歩的な手ほどきを受けた後に独学でバイオリンを練習することに。そして素質のある人が、パーカッションに選出されるということになりました。そこで私たちは協力して練習をしましたが、私はその選考から漏れてしまったのですね。なぜなら、素質がなかったのでしょう。

まず自分で実感したことはバイオリンの演奏は思ったよりも難しいということです。音を出すことは簡単なのですが、正しい音を出すことができません。また指の短い私は、弦を押さえ続けるということが難しいことの一つだったのです。練習をしていると指は当然痛くなりますし、腱鞘炎になってしまうかと思ったほど。

先生から手ほどきを受け、バイオリンの練習をしましたが、そのうちで上手に弾けるようになったのは、一人か二人。それほど、素質がないとできないものだったのですね。また感情をこめて引くということも中学1年生の私には、ちょっと恥ずかしくて困ったことの一つです。自分の感情をすべてバイオリンの音色にのせて演奏するということがむずがゆかったのです。それもバイオリンに適さなかったことの一つの要因だと思います。